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鯖メシ

サーバー素人がレンタルサーバーの無料お試しを使った感想を記録しています

【真実】8つのレンタルサーバーでWordPressを比較実験した結果

2016年7月、元早稲田の学生が運営する人気ブログ『やぎろぐ』が突然、はてなブログ から抹消されてWordPressにお引っ越ししました。

明確な理由ははっきりしていませんが、はてな側の利用規約に違反していたのではないか、というのがもっぱらの噂です。

WordPressで独自ブログを作る大きなメリットは、はてなブログなどのサービス利用規約を気にせず自由に運営ができることです。

そこでWordPressと相性の良いレンタルサーバーを探すため、実際に3社8プランのサーバーを比較実験しました。

その結果を次の流れで詳しく解説していきます。

  • WordPressの検証に使用した8つのレンタルサーバー
  • WordPressの表示スピードを競った結果
  • 考察1.プランによってサーバーの処理速度は違う
  • 考察2.サーバー性能に料金は関係ない
  • レンタルサーバー選びで悩んでいる方へ
  • はてなブログからWordPressへの引っ越し方法

初心者の方が読んでも問題ないように分かりやすく解説しています。安心して読み進めましょう。

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補足:はてなブログからお引っ越しを考えている方へ
何らかの理由で はてなブログからWordPressへの移行を考えている方は、後述する「はてなブログからWordPressへの引っ越し方法」をご一読ください。

WordPressの検証に使用した8つのレンタルサーバー

WordPressをインストールから構築まで行い、サンプルサイトを作成しました。

その際に使用したレンタルサーバーは次の通りです。

No. 会社名 共用レンタルサーバー プラン 月額費用
1 さくらインターネット さくらのレンタルサーバ スタンダード ¥429
2 さくらインターネット さくらのレンタルサーバ プレミアム ¥1,286
3 エックスサーバー エックスサーバー X10 ¥1,080
4 エックスサーバー wpXレンタルサーバー - ¥1,080
5 エックスサーバー X2 スタンダード ¥1,944
6 GMOペパボ ロリポップ ライト ¥270
7 GMOペパボ ロリポップ スタンダード ¥540
8 GMOペパボ ヘテムル - ¥1,620

※「月額費用」は全て1年契約時の割り引きが適用された税込み料金です

選出した基準は、長年レンタルサーバーを運営している信頼と実績、また大手企業であることの安心感という点で選びました。

さて、この8つのレンタルサーバー1つ1つにWordPressを導入して、サンプルサイトを作りました。

そしてこのサイトを使用したある実験を行います。

WordPressの表示スピードを競った結果

実験とは、WordPressサイトに複数人が同時でアクセスした時の表示速度を計測します。

方法は「JMeter」と呼ばれるテストツールを使って行い、同時アクセス数を1人、2人、4人、8人と倍々に増やしていきます。

そして、この負荷がかかった状態のサーバーの処理速度、つまりWordPressの表示速度を計測していきます。

同時アクセス数が最大8人の方が負荷が高く、サイト表示速度が比較しやすいので、その時の結果を下表にまとめました。

順位 共用サーバー プラン 同時アクセス数 リクエスト合計数 平均応答時間(ミリ秒)
1 エックスサーバー X10 8 800 112
2 wpXレンタルサーバー - 8 800 146
3 ロリポップ スタンダード 8 800 309
4 X2 スタンダード 8 800 336
5 ヘテムル - 8 800 651
6 ロリポップ ライト 8 800 701
7 さくらのレンタルサーバ プレミアム 8 800 1,237
8 さくらのレンタルサーバ スタンダード 8 800 1,588

 
ここでの「リクエスト数」とは、テストツールがサーバーにアクセスし、ブログ記事を表示するのに必要なファイル数をテストツール側で意図的に指定した、とご理解ください。

その結果、一番速かった(応答時間が短かった)のはエックスサーバー(プランX10)でした。

続いて次の結果をご覧ください。

順位 共用サーバー プラン 同時アクセス数 リクエスト合計数 1秒間のリクエスト処理数
1 エックスサーバー X10 8 800 46.1
2 wpXレンタルサーバー - 8 800 36.5
3 ロリポップ スタンダード 8 800 20.5
4 X2 スタンダード 8 800 18.5
5 ヘテムル - 8 800 11.2
6 ロリポップ ライト 8 800 10.4
7 さくらのレンタルサーバ プレミアム 8 800 6.1
8 さくらのレンタルサーバ スタンダード 8 800 4.8

 
1秒間の間にどれだけの処理する能力が高いかの計測結果です。

処理数がダントツに多かったのは、エックスサーバー(プランX10)でした。

これらの結果から、エックスサーバー(プランX10)が8つのサーバーの中で一番優秀であることが言えます。

実験の状況など、詳しく知りたい方は「正しい選び方!レンタルサーバー3社8プランを徹底比較した結果」をご覧ください。

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考察1.プランによってサーバーの処理速度は違う

「ロリポップは良いです!」と単にお勧めするサイト記事を私は疑います。

なぜなら先ほどご紹介した結果より、プランが違うだけでサーバーの性能が大きく違うことが分かったからです。

下表を見て分かる通り、スタンダード・プランの方が処理速度が速いですね。

順位 共用サーバー プラン 同時アクセス数 リクエスト合計数 平均応答時間(ミリ秒)
1 ロリポップ スタンダード 8 800 309
2 ロリポップ ライト 8 800 701
順位 共用サーバー プラン 同時アクセス数 リクエスト合計数 1秒間のリクエスト処理数
1 ロリポップ スタンダード 8 800 20.5
2 ロリポップ ライト 8 800 10.4


なのでWordPressのレンタルサーバーを検討している人に「ロリポップ・スタンダードプランの方が優秀です」というお勧めの仕方が正解だと思います。

これは、さくらのレンタルサーバにも同じ事が言えます。

考察2.サーバー性能に料金は関係ない

実験結果の表を見直すと分かりますが、一番処理速度の遅かったのはさくらのレンタルサーバでした。

そこで全てのサーバーの料金を比較、確認してみました。

No. 共用サーバー プラン 1年契約時の合計 初期費用 月額費用
1 さくらのレンタルサーバ スタンダード ¥6,177 ¥1,029 ¥429
2 さくらのレンタルサーバ プレミアム ¥16,461 ¥1,029 ¥1,286
3 エックスサーバー X10 ¥16,200 ¥3,240 ¥1,080
4 wpXレンタルサーバー - ¥18,360 ¥5,400 ¥1,080
5 X2 スタンダード ¥29,808 ¥6,480 ¥1,944
6 ロリポップ ライト ¥4,860 ¥1,620 ¥270
7 ロリポップ スタンダード ¥8,100 ¥1,620 ¥540
8 ヘテムル - ¥23,706 ¥4,266 ¥1,620

※全て税込み価格。「月額費用」は年間割り引き適用時。「1年契約時の合計」の算出方法は「初期費用+月額費用×12ヶ月」。

さくらのレンタルサーバ・スタンダードとロリポップ・スタンダードはどちらも月額500円前後です。少しロリポップの方が高いですね。

1年間の契約時の費用で比較するとロリポップ・スタンダードの方がさくらのレンタルサーバ・スタンダードより2000円ほど高い。

でもサーバー性能は、料金の高いロリポップ・スタンダードに軍配が上がっています。しかも、さくらのレンタルサーバ・プレミアムにも勝っています。

これだと料金が高いからサーバー性能は高い、と決めつけることはできませんね。

レンタルサーバー選びで悩んでいる方へ

そもそもレンタルサーバーを選ぶ時に気をつけることは何か?

特にブログサイトでビジネスを始めたい、または広告報酬で稼ぎたい方にとって明確に次の3つがあります。

  • レンタルサーバーの処理速度が速い
  • 記事作成に専念できる環境
  • データ転送量が十分ある

「レンタルサーバーの処理速度が速い」とは、つまりブログサイトの表示速度が速いことを意味します。

これはGoogle対策でもあり、ブログサイトの表示速度が速いとGoogle検索サイトの評価が高くなる可能性が強まります。

この本質の部分はGoogleが常に指摘している「ユーザーのため」です。

そのような同時アクセスが多い状態になっても問題なくサイトを表示する性能の高いレンタルサーバーを選ぶべきです。

次に「記事作成に専念できる環境」とは、Web初心者の方がレンタルサーバーの設定や操作に時間を奪われることなく、スムーズにできること。

そのような利用者の方にものすごく配慮して運営しているレンタルサーバーは実際にいくつかあります。

最後に一番初心者の方が見落としやすい「データ転送量が十分である」について。

データ転送量とは簡単に言うと、レンタルサーバーが読者(=ユーザー)のWebブラウザに送信するデータのファイル・サイズのことです。

ブログでビジネス起業や稼ぐなど考えている方は、いずれにしてもある程度のアクセスが必要です(月間10万アクセス以上が理想)。

このような毎回同時アクセスがあって、大量のデータがダウンロードされてもデータ転送量が十分に提供されているレンタルサーバーを選ぶ必要があります。

ちなみに当サイトで自信を持ってお勧めするレンタルサーバーは、エックスサーバー(プランX10)です。

さらに詳しく知りたい方は「レンタルサーバーの選び方で知らないと後悔する3つのこと」をお読みください。

はてなブログからWordPressへの引っ越し方法

冒頭でお話しした人気ブログ『やぎろぐ』のブログサイトは、運営会社はてなから抹消されるという事態を招きました。

ブログ抹消の明確な理由は分かりませんが、巷では運営会社はてな の利用規約に違反したことが原因だと推測されています。

下記は、はてなサービスにおける広告の禁止事項の一部ですが、おそらく赤字箇所に該当したのではないのでしょうか。

広告における禁止事項

広告掲載にあたり、下記のような行為を禁止します。

  • 違法・有害情報が含まれる広告の掲載
  • 紹介ビジネス、マルチ商法などの勧誘
  • 記事内で直接販売、勧誘を行うもの
  • 公序良俗に反する広告や成人向けの広告の掲載(※例外として、文化的な側面からの論評を目的とした記事と認められる場合は許諾することがあります)
  • 広告主の定める規約やガイドラインなどに違反する行為
  • その他、広告収益やサイトに誘導することおよび検索最適化などを目的とした不正行為

引用:はてなブログのガイドライン「広告における禁止事項」

これは人ごとではなく、あなたのブログ記事がサービス提供側の利用規約に抵触すると最悪の場合、同じように抹消される可能性は十分にあります。

また、はてなブログは次の通り基本的にアフィリエイト広告などの報酬目的のサイトは禁止しています。

商用サイトへの誘導や収益を得ることを主目的とした、はてなブログの利用を認めません。

引用:はてなブログのガイドライン「広告ポイリシー」

もし、はてなブログを運営し、アクセス数が月間数十万以上のアクセスに成長してビジネスへの転向を考えている方は、すぐにWordPressへ移行すべきです。

この方法は「はてなブログからWordPressへ引っ越すための2ステップ」で詳しく書いています。

あとがき

レンタルサーバーを選ぶ時、あてにならない情報が溢れていて、どれを信用して良いか分かりませんね。

でも「根拠」をしっかり提示している情報は信じて良いかと思います。

当サイトでもこの「根拠」をどうやって提供できるかにフォーカスしています。

正直、8つのレンタルサーバーにWordPressを1個1個入れていくのはさすがにしんどい作業でした。

でも誤ったレンタルサーバー選びをして欲しくない、という思いだけで仕上げることができたと思っています。